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クラウド的なシステムの魅力

2010 年 3 月 6 日 tmkz コメントはありません

クラウド的なサービスは、すごく魅力的に語られるし、業界のキーワードにもなっている。

個人ユーザ向け、さらには限定的な企業ユースとして「パブリッククラウド」は広がっている。
企業内のシステム統合のキーワードとしての「プライベートクラウド」は、システム統合モデルの1つである。
また、様々な要件(特にセキュリティ)に基づいてクラウド環境を構成する
「エンタープライズクラウド」も、クラウド的なシステムの1つとされている。

とっても新しいことをやっているみたいだ。
最先端のように聞こえる。

しかしクラウドという言葉を使わなくても、十分に説明ができる。

多くの人が使う大規模ネットワークシステムを構築する。もしくは個別に作られたシステムを統合したい。
そのためにスケールアウトに最適なシステムを構成することで、安定的なサービスを提供する。
さらにセキュリティ要件に基づいて、閉鎖的なネットワークに重要なデータを置いたり、
ネットワークを分割したり、イントラネットとしたりする。
これらはすべて、今までの資産で構成可能である。概念的に新しいことなど1つもない。

仮想化、分散キーバリュー型データストア、負荷分散、などの概念も新しいものではない。
今までの概念をスケールアウトモデルに適した形に変えて、大げさに語られることはあるが。

クラウド環境を提供する企業の目的は、スケールアウトモデルの確立によるコストの削減である。

当たり前だが、安くサービスほど、コストは削られているはずで、
安いコストで人が動いているか、少ない人数でシステムを運用しているといことだ。

 

このように、特別なこともなく、コストも安いのでれば、良いことばかりのように聞こえるが、
インフラ(ネットワーク・サーバ・ストレージなど)に関わる仕事をしている僕としては、
残念だが、仕事としてのクラウドは非常に魅力のない、うんざりするものでしかない。

もちろんクラウドのサービスは非常に便利に使っているし、これからも楽しみである。